【人は幸せになるために生きている】自分の持ち味を活かし誰かに喜んでもらえたら、それは自分の喜びにつながる。

「人は幸せになるために生きている」
大好きな言葉です。

人にはそれぞれ良いところがあり、
多くの可能性を秘めていると、私は思います。

ただ、その良いところが、ちゃんと相手に伝わっているか。
伝えることができているか。
いくら良いものを持っていても、
能力があっても、
それが相手に伝わらなければ、その人の良さはわかってもらえない。

それは、とても残念なことだと思います。

人は、話し方や態度、表情などからその人の内面を想像し、判断してしまうことがあります。

ぶっきらぼうに見えるけど、実は照れ屋で優しい人。
言葉づかいが荒いから怖い人だと思っていたけど、話してみたら素朴で良い人だった。

そんな人を私はたくさん見てきました。

不器用な人が誤解され損をする社会は、
いろんな意味でもったいないと感じます。

その人の持ち味を活かし
誰かを喜ばせることができたら。

能力に見合った仕事に就いて
社会に貢献している実感を味わえたら。

きっとストレスも減り、
心身を病む人は、今よりも少なくなると思う。

そんな社会が実現することを強く願って、
私は今、仕事をしています。

自分の仕事に対して、このような思いを強く抱くようになったのは、夫の病気がきっかけでした。

夫は広告代理店でCMを作る仕事をしていました。
携わった作品ではいくつも賞をいただき、頼まれて書いたお芝居の脚本も好評でした。
とにかく仕事が大好きで、自分の仕事に誇りを持ち、仕事が生きがいのような人。

そんな夫が、ある時から会社に行けなくなりました。
社内での人間関係に苦しみ、心身を病んでしまったからです。

夫はとても優しい人でしたが、照れ屋で自分の思いをうまく表現できず、ついぶっきらぼうな態度を取ってしまうことがありました。
そんな時、夫をよく知る人は適当に流してくれるのですが、もちろんそんな人ばかりではなく、相手によっては気分を害し、スムーズなコミュニケーションが取れなくなることもあります。

特に年齢の離れた若い人たちとは、分かり合えないことが多かったようです。

ミスコミュニケーションから仕事が思うように出来なくなり、心身を病んで入退院を繰り返す生活が何年も続きました。
そして、生きがいだった仕事に復帰できないまま定年を迎え、その2ヶ月後に心疾患が原因で、突然私の前からいなくなってしまいました。


その人の持ち味を活かし
誰かを喜ばせることができたら、

能力に見合った仕事に就いて
社会に貢献している実感を味わえたら、

きっと人は心から幸せを感じ、その幸せは、家族や周りの人にまで広がっていくと思います。

そんな社会の実現を目指し、
私は仕事をしています。